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2019年の鞘師里保とわたし③ ~アベンジャーズ前夜編~

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2019年の3月、鞘師里保がひなフェスのステージで華々しい復活を遂げたのと同時期に、その年の8月におこなわれるSUMMER SONICサマソニ)にBABYMETALが出演することが発表されます。

 

フェスでは引っ張りだこのBABYMETALですが、中でもこのサマソニはずば抜けて出演回数が多く、もはやサマソニのレギュラーと言っても過言ではないでしょう。

 

わたしはここ数年、サマソニにはほぼ毎年参加しています。

そして、BABYMETALが次第に大きなステージを任されていくのを見てきたわけです。

 

その中でも印象に残っているのは、2016年の大阪会場で、SONIC STAGEのヘッドライナーを務めたときのことです。

これはBABYMETALにとって、初のヘッドライナーでした。

2012年に初出場し、フードコード横の小さなステージでパフォーマンスしていたころと比べると、大出世を果たしたわけです。

前年にイギリスの格式あるWembley Arenaで日本人初となる公演を大成功させていることを思えば、当然の抜擢と言えるでしょう。

 

大阪のSONIC STAGEは小ぶりのアリーナ。

BABYMETALのステージが近づくと、会場は人でぱんぱんになり、入場規制がかかりました。

 

わたしは早めにSONIC STAGEに入り、高校生のときに好きだったロックバンド、At The Drive-Inに感動して、気持ちはこれ以上ないほど高まっていました。

 

BABYMETALのライブが始まるや、会場全体が熱狂に巻き込まれました。

1日通してサマソニを楽しんできたわけですが、その中でもずば抜けた盛り上がりを見せつけられました。

BABYMETALが圧倒的な支持を得ていることを、深く実感したものでした。

 

2019年、サマソニという特別なステージにBABYMETALが2年振りに立つ。

そのことを知って、わたしは即座にチケットを購入しました。

 

2019年のBABYMETALは、さらに大きな動きを見せます。

4月に入ると、6月28日と29日に横浜アリーナでライブをすることが発表されたのです。

このチケットも、わたしは両日とも即座に購入しました。

 

サマソニ横浜アリーナ

このとき、これらのチケットが、鞘師里保に繋がるものになろうとは、微塵も考えませんでした。

 

ところで、当時のBABYMETALは、実は大きな困難に直面していました。

 

まず、2017年12月におこなわれた広島での2days公演を、YUIMETALが体調不良により欠場します。

 

年が明けた2018年1月、BABYMETALのバックバンド(通称、神バンド)のギタリスト藤岡幹大が逝去します。

バックバンドと書きましたが、神バンドはBABYMETALとの結びつきが非常に強く、メンバーの一員と言っても過言ではない存在です。藤岡幹大はそんな神バンドのキーパーソンでした。

 

2018年5月に全米ツアーがスタートしましたが、そこには広島同様、YUIMETALの姿はなく、ステージ上の演者たちは、あたかも喪に服しているかのように、黒を基調としたダークな衣装に身を包み、SU-METALとMOAMETALの脇を固めるように、ダンサーが配置されていました(いわゆるダークサイドと言われる形態です)。

 

そして10月19日、YUIMETALの脱退が発表されました。

現在、このときの公式リリースはホームページから削除されているので、代わりにオリコンのニュース記事を貼っておきます。

 

 

この事実を知ったメイトたちが、悲嘆に暮れたことは言うまでもありません。

後に、YUIMETALファン(通称、YMY)の中から「3年も待った鞘師ヲタの気持ちはよく分かる。俺たちもYUIMETALを待っているのだから」というような声がよく聞かれました。

 

わたしがYUIMETALを最後に見たのは、2017年9月26日でした。

「巨大キツネ祭り in JAPAN」というツアーのさいたまスーパーアリーナ公演。

モーニング娘。のように卒業コンサートが開かれるのであれば「今日が最後!」という覚悟をもって現場に臨むことができますが(そして、そうであっても悲しいものですが)、突然の脱退というのはつらいですね。

あるとき、急にいなくなってしまうのですから。

 

2018年のBABYMETALは大きな悲しみの中にあり、2019年の春に至っても、こうした悲観的なムードはずっと続いていました。

 

これまで神バンドと共に歩んできた3人体制のBABYMETALは、ここにきて、大きな方向転換を迫られることになったのです。

 

そんな中、2019年の春、BABYMETALは反撃の狼煙を上げるのです。

いったいどんなBABYMETALを見ることができるのか?

ダークサイド体制が続くのか、それとも新しいフェーズへ突入するのか。

悲嘆を引きずりながらも、わくわくが止まりませんでした。

 

さて、ここからは鞘師について書いていきます。

 

ひなフェスでの復活を契機に、鞘師里保は自分個人の名義で新しい世界に乗り出していくに違いない。

3月から4月にかけてのころは、そのように考えて毎日胸を高鳴らせていました。


ソロの歌手としてデビューするのか、
ダンスに特化したパフォーマンスへ進むのか、
演技にも挑戦するのか。


想像がどんどんと膨らんでいきました。


「歌」「ダンス」「演技」と3つの分野を挙げましたが、これには理由があります。


2018年12月7日に、アップフロントから、鞘師がすでに同事務所を退所していることが発表されます。



この中の鞘師自身のコメントに、

もっと新しい私になってみなさんと再会する為に前に進みます。まだまだ歌いたい!踊りたい!演じたい! 

そんな夢いっぱいの私をどうか温かく見守ってください

とあります。


これからも人前に立ち、歌い、踊り、演じていくという意思を、鞘師は示していたのです。


ですから、鞘師のいちファンとしてわたしは、

「ひなフェスの次はどんな鞘師が見られるのだろう? 歌? ダンス? 演技?」

そんな思いがあったのです。

 

と、わくわくが高まりながらも、次第に、鞘師の次の活動が発表されないことに、焦りのような気持ちを抱くようになっていきました。

 

ひなフェスが終わってからしばらく経っても、なんの発表がありません。

もしかしたら、鞘師はまたどこかへ姿をくらませてしまうのではないか。そんな思いが胸をよぎりました。

 

しかし、鞘師里保はこの時期、次の大きなステージに立つための準備をしていたことが、後に分かります。


鞘師が次のステージとして選んだのは、まさかの場所でした。


鞘師の今後の活動について、あれやこれやと想像を巡らせてきたわたしですが、鞘師里保は、予想を余裕で上回る展開をこのあと描き、我々の前にひょいっと姿を現してみせるのです。

 

 

 

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