たまさんブログ

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『黑世界』当選

今日は鞘師里保主演の舞台『黑世界』の当落発表日でした。

 

 

わたしは無事に当選。

「日和」公演と「雨下」公演の両方を観劇できることになりました。

 

 

鞘師が「鞘師里保」の名前で人前に立つのは、昨年3月のひなフェス以来、実に1年半振りとなります。

(ご存じのとおり、BABYMETALでは名前を出さずに活動をしていました)

 

 

率直に気持ちを述べると、

 

うれしぃぃぃぃぃぃいぃぃぃいぃいいぃヽ(*´▽)ノ♪

 

です!!

 

 

BABYMETALでのダンサーとしてのお仕事は、メイトでもある自分にとって、めちゃくちゃ熱くて胸の躍る展開でしたが、

その一方で「鞘師里保」という名前でステージに立つ鞘師を見たい気持ちも、常に心にありました。

 

 

『黑世界』では、バッチリ、鞘師里保名義です。

 

 

しかも主演。

モーニング娘。時代のように、ど真ん中にいる鞘師の姿を見ることができそうです。

 

 

そして、音楽朗読劇と謳っているからには、きっと歌が聴けるはず。

 

 

9月後半まで、楽しみとドキドキが止まりそうにありません。

 

2019年の鞘師里保とわたし① ~ひなフェス編~

前回の記事はこちら!


前の記事に書いたように、わたしが鞘師里保を初めて知ったのは2016年のことでした。


そのときすでに鞘師はモーニング娘。を卒業していて、彼女の姿を生で見ることも、彼女の言葉にリアルタイムで触れることも叶わない状況でした。


わたしにとって、鞘師はまるで鮮烈な光を放つ蜃気楼のような存在でした。


現役のモーニング娘。を追っていくなかで、過去の映像やメンバーたちの言葉から、鞘師里保の足跡をたどり直していくことしかできなかったのです。


鞘師里保モーニング娘。の歴史に深く名前を刻まれたレジェンドであり、圧倒的なパフォーマーであったことを知るなかで、
彼女はわたしのなかでどんどん神格化されていきました。


と同時に、鞘師はひとりの多感で繊細な少女であり、精巧に作られた儚いガラス細工のようなイメージも膨らんでいって、
より一層、容易に近づくことのできない感覚を抱くようになっていきました。


そんなわたしが、現在進行形のモーニング娘。を追い続けていったのは、佐藤優樹というもうひとりの自分のなかのヒロインに出会うことができたからです。
(まーちゃんについては、また別の機会に書いてみたいと思っています)


そんなわけで、鞘師が所属していなくても、わたしはモーニング娘。を追いかけていったわけですが、
2019年の1月に驚くべきファンクラブメールが届きます。


あのときの衝撃は忘れもしません。
冬空の下、川崎の多摩川沿いを暢気に散歩していたときのことでした。


メールの内容は、3月に開催されるハロプロの祭典的イベント・ひなフェスの告知だったのですが、そのうちの1公演のゲストの欄に、「鞘師里保」という4文字が書かれていたのです。
幻のようだった鞘師里保が、生身の肉体をもって、表舞台に帰ってくるというのです。


鞘師はその1ヶ月半ほど前に、ハロプロを擁する芸能事務所アップフロントを退所しています。
そのとき、ファンの多くが「ハロプロのステージに鞘師が立つことはもうないのかもしれない」と落胆したものです。


しかし、そんな悲観的な予想はいともかんたんに覆り、鞘師の復活の舞台がひなフェスとなることが発表されたのです。


熱狂が身体のなかを駆け巡って、沸騰しそうでした。
あの鞘師里保をリアルタイムで追うことができる。
夢のようなことでした。


ひなフェスの当日、わたしは会場で鞘師を見ることはできませんでしたが、
dTVチャンネルの生配信にかじりついていて、その姿を目に焼きつけようと食い入るようにスマホの画面を見つめました。


そのときのひなフェスは、鞘師復活という大事件を抜きにしても、とても印象に残るいい公演でした。


今は活動休止になってしまった5人体制のカントリー・ガールズはきらきらと輝いていましたし、
解散したこぶしファクトリーのパフォーマンスは目を見張るものでした。


つばきファクトリーはグループとしての個性が開花していった時期であり、
Juice=Juiceは確固たる実力を存分に発揮して観客を魅了し、
アンジュルム和田彩花体制の総仕上げとなるような勢いのあるパフォーマンスを見せてくれました。


モーニング娘。のステージは、グループが“鞘師以後‘’の歩みのなかで円熟期を迎えたのだと感じられるような、圧巻のものでした。


そんな今のハロー!プロジェクトの舞台に、鞘師里保が立ったのです。



(公式のダイジェスト映像)


鞘師が登場し、スクリーンいっぱいにその姿が映し出された瞬間に、会場から湧き上がった絶叫のような悲鳴は、生配信でも鳥肌とともに伝わってきました。


世界全体が鞘師里保に包まれたんじゃないかというくらいの勢いで、彼女のカリスマ性が心に突き刺さってきました。


これが鞘師里保なのか……


会場ではなく生配信だから、過去の動画をスマホで見るのと環境はなにも変わらないのに、鞘師里保は真新しい衝撃をわたしに与えました。


魂をのせた歌声も、リズムをうねらせるようなダンスも、彼女のすさまじさを物語る説得力のかたまりのように感じられ、
わたしは鞘師里保の放つエネルギーを浴びて、ふるえながら涙を流しました。
(誇張はありません)


そして、なによりも胸を揺さぶったのは、鞘師の晴れ晴れしい表情でした。
蜃気楼のようだった鞘師が、ホンモノの生身の人間として姿を現したのだという実感が、どんどん広がっていきました。


このときのステージが感動的なものとなったのは、鞘師の華々しい復活が大きな核であったのはもちろんですが、
それだけではなく、共演した譜久村聖生田衣梨奈石田亜佑美佐藤優樹小田さくらの奮闘があってのものだったと思います。


新生モーニング娘。としてグループ内で切磋琢磨してきたメンバーたち。


当時は中高生だった彼女たちが、大人の魅力的な女性となって再集結し、各々が磨き上げてきたパフォーマンスをぶつけ合う姿は、とても美しく胸を打つものでした。


もしかしたら、現役メンバーたちは「里保ちゃんに、鞘師さんに負けない!」という強い気持ちをもって、この日を迎えたのかもしれません。
かつての絶対的エース鞘師里保に挑戦するような覚悟でステージに上がったメンバーもいたんじゃないかと想像します。


そう感じられるほどに、今のモーニング娘。であることの矜持にあふれたパフォーマンスでした。


そして、このメンバーたちに火をつけた鞘師里保という存在がいかに大きなものであったかを、まざまざと見せつけられたようでした。


過去のモーニング娘。と今のモーニング娘。とを結びつけた彼女たち6人は、間違いなく最強のアイドルグループでした。


あのときの感動は一生忘れないと、断言できます。


といった辺りで、2019年3月の鞘師里保と自分の思いを振り返る投稿は終わりにします。


この続きはいずれ書きたいと思いますが、自分のなかでいろいろな思いが交錯するような展開だったので、
書くのにはエネルギーが必要そうです。


いったいいつになるやら?



(だけどがんばって書きました)
続きはこちら↓

わたしとハロプロの出会い ~2019年の鞘師里保とわたし・序章~

もともと文章を書くのが好きで、あれやこれやと書き綴っていたのは数年前のこと。


急に自分の書いているものになんの価値もありやしないとやさぐれてしまい、長らく遠ざかっておりましたが、
気まぐれにブログを開設してみようかという考えが浮かんできて、ハイ! 開設しました!


そんなどうでもよいことは置いといて。


とりあえず本題、ハロー!プロジェクトとの出会いについて書きます。


あれは2016年の2月だか3月だかのこと(曖昧)。
そのころ仲良くなった友人が多趣味な人で、ちょいと話して意気投合し、お互いに好きなものについて教えあうようになりました。


その大部分は小説、音楽、マンガでした。
三浦しをんの小説や黒田硫黄のマンガについて、それらがいかに画期的であるか! なんていうことを、人に語ることなんてなかなか機会がないので、楽しく交流を深めておりました。


その友人から勧められてきたもののひとつに、ハロー!プロジェクトがありました。
彼女は、その時点ですでに活動が休止していた、Berryz工房のヲタクだったのです。


ということを知って、わたしは、


ハロプロってモーニング娘。が所属してるやつ?」


「女性で女性のアイドルが好きって変わってるなー」


「アイドル興味ねえなー」


「ていうか、まだあったんだ、ハロプロ


などと、今となっては、自分をタックルで投げ飛ばしてマウントポジションから鉄槌を頭にめり込ませたくなるような「クソ野郎」なことを考えていました。


ごめんなさい。深く反省しています。


ところで、「わたし」という一人称で書いておりますが、わたしは男です。
漢字で「私」って書くのが嫌いなので、ひらがなを使っています。理由はなんとなく!


そんなクソ野郎ことわたしでしたが、いくつかのMVを教えられ、言われるがままにYouTubeを視聴していくうちに、次第に興味が湧いてきました。


とくに惹かれたのは℃-uteでした。




まっさらブルージーンズ




Danceでバコーン!




『The Middle Management~女性中間管理職~』




これらのMVを観て、世界が拓けたように感じました。


それまでのわたしは、アイドルは苦手でダンスには興味がなく、楽器こそが音楽の中核なのであると、視野狭窄な価値観で生きてきました。


世界で活躍するメタルダンスユニット・BABYMETALのことは大好きでしたが、わたしはBABYMETALをバンドとして見ていたので、ハロプロのアイドルたちを見る視点とはまったく異なる楽しみかたをしてきました。


しかし、歌って踊る℃-uteのMVを見て聞いていくうちに、


「楽曲がいい」


「歌が聞ける」


「ダンスっておもしろいかも?」


という感想を抱くようになっていました。


いや、この感想も今となればアイドルを低く見ているようで、回転エルボーをこめかみにめりこませてやりたくなるようなものですが、
まあそこは、ハロプロとのファーストコンタクトを果たしたばかりのニワカのご愛敬ということで流していただいて、
とにかく℃-uteというグループは非常に魅力的なものとして、わたしの目に映ったのです。


ハロプロという深い深い沼を覗き込んでみたわたしですが、そこに友人は追い討ちをかけ、わたしをハロプロ沼に落とすことに大成功します。


それには、とある人物の登場が必要でした。


その人を知ったことで、わたしは人生観をまるごと全部上書きされて、ハロヲタという道を歩んでいくことになります。


それぐらいの衝撃をわたしに与えた、天性のエンターテイナー。




それは、元モーニング娘。鞘師里保でした。




(この名前を書きながら、あまりの尊さに泣いています)


鞘師を知ったのはほんの偶然によるものでした。


当時わたしは、自分の内面を巡るいろいろな思いに押し潰されて、少々鬱屈した気持ちで日々を生きていました。


ありがたいことに、友人はわたしのそういった思いを聞いてくれました。


そんなやり取りの流れで、ある日、わたしはLINEで友人に「スカッとしたい」という一文を送ったのです。


友人は即座に返事をくれました。
その内容は日本語ではなく、YouTubeのURLでした。


そのリンクをタップした瞬間、わたしはスカッと鞘師里保に魅せられ、見事にハロー!プロジェクトのヲタクと化したのです。




スカッとMy Heart




MVの冒頭でセンターにいる女性は、わたしの抱いていたアイドルのイメージとはかけはなれていました。
あっという間に、わたしは彼女に夢中になりました。
しかし、そのときの感覚はうまく言葉では言い表せないものでした。


振り返ってみるに、彼女が放つ輝いたオーラや、外見ににじみ出る人間としての深み、そしてハイクオリティーなダンスに目を奪われたのだろうと思います。


しかし、上に書いたとおり、それまでアイドルやダンスに興味を持たずに生きてきた当時の自分には、なにが起きたのかまったくわかりませんでした。


とにかく、「この人なんかすごい!」と鼻息を荒くしたわけです、ハイ。


すぐに友人にそのことを伝えました。


返ってきた返事は、


「さやし。さすがエース」


という極めて短いものでした。


しかし、たったこれだけの言葉から、この「さやし」という人物の凄みが、ありありと伝わってくるようでした。


そして、教えられるがままに、9期メンバーのオーディション動画を漁っていき、鞘師里保が「神に選ばれた人間」であることを知り、涙したのであります。


しかし、とても悲しい事実も知りました。


鞘師里保はついこのあいだモーニング娘。を卒業をし、海外留学へ旅立った、という事実です。
わたしが鞘師を知ったとき、すでに鞘師はいなかったのです。


ですから、わたしがリアルタイムで鞘師を追えるようになるまで、つまり鞘師が劇的な復活を遂げるまでには、3年の歳月を待たねばなりませんでした。


ちなみに、わたしは『スカッとMy Heart』のMVで、のちにもうひとりの推しとなり、さらに人生観をアップデートさせられることになる、鬼才・佐藤優樹にも出会ったことになります。


しかし、まーちゃんこと佐藤優樹の魅力を知るのには、さらに時間が必要でした。


それはまた別のお話……



鞘師のお話の続きはこちら↓

【目次】 2019年の鞘師里保とわたし

2019年の鞘師里保の足跡を、わたし自身の体験談を交えながら綴っています。